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妊娠中 しっかり食べて

 子どもの肥満は、この30年で2~3倍に増えた。一方、やせ過ぎの20歳代女性の比率は21・4%と、20年前より約7ポイント増えている。

 スリムになる母親世代と、体重オーバーの子どもたち。「やせた女性は低体重児を産みやすく、子どもは肥満になりやすい体質を持つ。子どもが将来、糖尿病や心臓病などになる危険性が高まる」と、東京大大学院助教授で産婦人科医の福岡秀興さんは指摘する。

 英国では、出生時の体重が少ない子どもほど、成人後に心臓病による死亡率が高い、との調査がある。米国の看護師12万人に対する調査でも、未熟児だった人は心臓病に1・3倍なりやすいことがわかった。

 妊婦の「やせ」やダイエットなどで、胎児に栄養不足が続くと、栄養を効率良く使おうとするほか、筋肉の元になる細胞が増えない。すると、出生後に食事で脂肪をためこみやすい体質になる。肥満になり、生活習慣病を起こしやすくなるという。英国の研究者が唱えた「バーカー説」で、世界的に認められつつある。

 だが、若い女性らの間では、赤ちゃんが小さいと出産が楽なことなどから「小さく産んで大きく育てる」という考え方が根強い。

 実際、赤ちゃんの平均出生体重は、この20年余で2%程度少なくなった。東京都のデータでは、妊婦の妊娠中の体重増加も、1993年の11・2キロから、97年には10・7キロに減った。

 厚生労働省は今年2月、妊娠中の体重増加の推奨量を定め、標準体重なら7~12キロ増を目安とした。従来は妊娠中の高血圧などの予防のため、10キロ増を上限とする学会の基準があったが、未熟児は1980年の5・2%から9・4%(2004年)に増えた。このため、基準が緩められた形だ。

 妊婦が標準体形でも、妊娠中に体重増加が少ない場合は注意が必要になる。

 東京都の会社員D子さん(39)は6年前、出産予定日通りに長男を出産した。1920グラムの未熟児だった。

 標準体形のD子さんは、妊娠中も以前と変わらない食事量で、妊娠中の体重増加は10キロほどだった。

 一昨年、第2子を妊娠した際、主治医に「赤ちゃんに栄養が行き渡りにくい体質なので、食事の量を多くし、体重は15キロ増を目標に」と言われた。ご飯の量を1・5倍にするなどで、12キロ増加。昨年6月に生まれた長女は2530グラムだった。

◎バーカー説 
  英サウザンプトン大のデビッド・バーカー教授が提唱。胎児は脳や心臓など重要な器官から先に栄養を消費するため、栄養不足状態が続くと、筋肉などが発達しにくい。出生後、栄養豊富な環境で育つと、筋肉が少ないため脂肪がつきやすくなる。

(2006年7月18日  読売新聞)

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