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東京・下町の銭湯でひそやかに

 鹿児島県産のボンタンとタンカンを浴槽に浮かべた銭湯が、東京の下町でひそかな話題を呼んでいる。常連の間で「香り豊か」「湯冷めしない」と人気らしい。ボンタン湯は阿久根市の冬の風物詩として有名だが、タンカン湯は県内でも「聞いたことがない」という声も。産地の農協などは「知名度も上がり、地域ブランドの貢献につながりありがたい」と喜んでいる。

 東京都荒川区東日暮里の銭湯「斉藤湯」(斉藤勝輝社長)は、年に1回ずつ、ボンタン湯とタンカン湯を提供している。4月12日は男湯と女湯それぞれの湯船に袋に詰めたタンカンを浮かべた。時々交換しながら、計約40キロを使用。「甘くてさわやかな香りが漂った」と斉藤社長。

 平日は100人ほどが訪れるというが、この日は「ホームページを見て楽しみにして来た」「口コミで聞いた」と、200人以上が訪れた。

 斉藤さんは「温泉と同じで体も温まるし、香りも最高。お客さんにも好評です」と話す。タンカンは美肌効果ばっちりのビタミンCも豊富。斉藤社長の妻幸子さん(59)は「本当に体がツルツルになる」。

 県農政課の玉原雅史課長の紹介で、昨年から大きさが不ぞろいで商品価値の低いボンタンとタンカンを年に1回、JAから仕入れているという。

 仕入れ値は、通常1キロあたり150円のボンタンは40~50円、1キロ当たり500円のタンカンは100円と、形が悪いだけでどちらも破格の安さ。JA鹿児島いずみによると、ボンタン湯は以前から人気で、毎年東京都にボンタン湯用のボンタンを送っているという。

 南さつま市農林水産課の永田洋一郎さんは「見た目は悪くても品質に変わりはない。地元の百円市などでも売っているが、新しい利用法で県外で知名度が上がれば」。タンカン湯の人気を聞いて「将来的にタンカンの芳香を生かした新しい製品を開発できないか」とも考えているという。

 斉藤さんの家族は、あまりの香りの良さに湯に浮かべる前に数キロ食べてしまった。「東京ではタンカンやボンタンを知らない人も多い。タンカン湯などの変わり湯を通じて関東にも広めていきたい」と話している。

(2007年05月27日『asahi.com』より)

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